臥龍桜から高山駅まで徒歩で移動した話
上から下まで桜大満開の臥龍桜。
そのあと、電車がなくて徒歩で高山駅まで戻った話をしよう。
以前、書いた臥龍桜にについての記事はこちら。
このルート、「君の名は。」と同じルートです。このルートで行ったのは、映画が上映される数年前なので、普通の田舎の駅でした。今は駅の様子も違うのかもしれない。
ついでに高山駅までの車内で撮った写真も紹介。
道中、山沿いの線路が続くので、時折見える自然が高山への期待を高めてくれます。
特急は高山駅以外は下呂駅でしか止まらないため、見える景色も一瞬で消えてしまうのが残念でした。
1駅、飛騨一ノ宮駅へ戻ると、最初に紹介した臥龍桜を見ることができます。
ここまではスムーズな移動で、高山観光の目的は着実にこなしていけました。臥龍桜も見て、高山駅へ戻ろうと時刻表を見ると、午前中の電車はすでになく、午後は3時からでした。待ち時間は約5時間。僕は10時過ぎに臥龍桜の前にいました。やばいですね。タクシーを呼ぶほど予算がないし、とりあえずグーグル先生に移動経路を調べると、徒歩で約8kmで高山駅まで戻れることが判明。うん、歩くか。
こっからが本当の高山観光
徒歩で高山駅まで戻ることを決意した僕は、スマホを見ながら歩いていきます。
国道沿いをひたすら一人で歩いていく。
4月下旬でも、高山の桜は見頃。
のどかな道を眺めて歩いていく。
川がめちゃくちゃキレイ。
観光っていうか、散歩みたいになってました。
景色は紹介できますが、こういう場所の音とか雰囲気を教えれないのがブログの限界なんですかねぇ。
釣り人も遠くにいました。
そりゃこんだけ水がきれいなら、魚もいますよ。観光やめて釣りだけしても楽しそう。
こういう苔が川魚のゴハンになったりするんですよ、アユとかね。
ちなみに、この川は宮川というそうです。
こういう道も約半分だけで、あとは市街地へ変わります。
山沿いの道も終わってからは、薬局だとかラーメン屋とか、どこでもあるような景色に変わります。ですから、特にここからはお見せできる写真もないです。
だいたい、1時間半ちょっと歩いて高山駅に戻った僕は、その日、夕方の5時くらいまで高山駅周辺を歩き回ったり自転車を駅前で借りてチャリを走らせたりとアクティブな一日を過ごしました。最終的にチャリで日枝神社(ひえじんじゃ)まで行って帰ったので、余裕で10km以上、歩いたりサイクリングして遊んでたんですね。この日枝神社、氷菓と君の名は。で登場した神社です。こちらの紹介は、別の時にでもします。
ではっ!
飛騨の里で気に入った場所を紹介するよ
どうも、須田ジーノです。
高山駅周辺は、何回か遊びにいった経験があるため、駅から少し離れた「飛騨の里」にも足を運んだ時の話です。
ここは、昔の飛騨の暮らしを紹介する集落博物館で、ただひたすら古い家屋や道具を見ることがメインになります。雰囲気は、日本昔話に出てくるような茅葺屋根の家とか、屋根裏部屋に養蚕で使われた道具や標本もあります。このあたりが、「生き雛祭り」と関連のある産業の話になるので、あながち氷菓と関係に深い知識も得られる場所だったりします。
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入ってすぐの景色
来て思ったのが、ここも外国からの観光客が多いことです。
昔の日本の家屋を直接見れるし、建物の中に入ることもできます。そういうのもあってか人気があるのかもしれない。
近くで見ると迫力がある屋根
茅葺屋根って近づいてみると厚みがあるんですよ。
如何に昔の家が燃えやすいのかが良く分かります。
軒下から見上げれると、びっしりと藁(わら?)が詰まってますね。藁の先がきれいに揃えてありました。
こんな感じで、家の周囲をぐるっと藁の屋根が乗せてあります。屋根の重量も相当ありそう。一軒ぶんの屋根に必要な藁ってどれくらいなんでしょうね。今の日本では、藁を集めるのも相当な手間暇とコストも掛かるのは間違いないです。
古い荷車
先ほどの家の中に展示してありました。
車輪が木材で出来ていて、地面に接地する部分には、少し厚めに鉄が付けてあります。錆びていて色が同化してますが、鉄です。木材も密度の高そうなものが選ばれていて、頑丈さは分かりました。その一方、この荷車は何も乗っていなくても重量がヤバいのも分かります。昔の牛や馬って毎日重労働をしていたわけです。
車田
円形の田んぼに同心円状に稲を植えてたものを車田というようです。
http://www.hidanosato-tpo.jp/shinko/krmd_main.html
ここに詳しい説明が記載されているので、詳細は省きます。田んぼって一般的には、四角い枠で稲を育てているってイメージがありません?こんな丸い田んぼ、珍しいですよね?
養蚕の現場
最初の茅葺屋根の建物は違いますが、養蚕で使われていた道具が展示してありました。
蚕の繭(まゆ)から糸を作るときに使っていたそうです。手作業だと、なにかと道具の種類も多くなるんですね。それだけ、糸って貴重だし、布の価値も高かったんでしょう。
板の屋根
一定の大きさに切り揃えた板を瓦みたいに丁寧に並べた屋根。
よく見ると、何層かに重ねて使われています。で、その上のほうに石を載せてあります。あれで屋根は飛ばなくなるのか不思議です。
屋根の予備
これで一軒家の屋根を作れるんでしょうか?藁に比べたら場所を取らないのが利点っぽいですね。それでも、すごい量。
平成15年に作られたものなら、この時の写真が2016年(平成28年)だから13年前から置いてあることになります。屋根の交換時期が長いのか、それとも、これくらい板を寝かせておく必要があるのか分かりませんが、物持ちが良いです。
札みたいなものが壁に貼ってあった
これが一番よく分かりません。
人の名前みたいなものが大半で、ベタベタと柱や壁に貼ってあります。
一位一刀彫の実演見学
これの職人さんが、飛騨の里の中で工房を開いていて、自由に見学ができるようになっています。残念ながら写真なしです。結構、話しかけてくれた職人さんで、話して言える最中に写真を撮るのは失礼だと思い撮りませんでした。聞けば、職人が使う彫刻刀の柄の部分の木は、使う職人自らが自作するそうです。そうやって仕事道具を自分に合わせて作るところから職人としての仕事は始まるようです。昔ながらの方法って、みんなそうだったんですよね。
最後に
以上で、 飛騨の里で気に入った場所を紹介するよ は終了です。
万人受けする観光施設とは言い難いのが正直な感想なんですが、飛騨の里の公式サイトが魅力を上手くアピールできていない気がしたのでブログで紹介してみました。
ではっ!
【随時更新】高山市観光記事まとめ
どうも、須田ジーノです。
過去に高山市へ観光した内容記事を一覧化しました。
高山に関する記事が増える度に、この記事も更新していこうと考えています。
臥龍桜
akasora.hatenablog.jp
高山市の中心部から少し離れた場所に、樹齢1100年以上の桜があります。
「臥龍桜」と呼ばれる桜なんですが、名前の由来が桜の幹が竜に見えることから名づけられたそうです。今でこそ臥龍桜という名前ですが、その前は違う名前で呼ばれていたそうで、桜、そのものが好きな人なら歴史を含めて楽しめる場所です。
移動途中で見えた景色を紹介
飲食情報
氷菓で登場した和喫茶「かつて」。
聖地巡礼とは別に高山市の観光なら、ぜひ行ってみて欲しい店です。
おススメは、「白いパフェ 雪どけ」というバニラアイスの乗ったパフェです。
まず、見た目が雪かきの様子を再現されているパフェなんですが、食べる時に使うスプーンが小さなシャベルになってるのが可愛らしいんです。
店内の内容も僕は好きなんですが、通りに面した窓が古いガラスなのか、曇りガラスとは違うデコボコした半透明なガラスが使われています。
手前のガラスのコップと比べてると、表面の加工の違いが分かってもらえるはず。
外と店内にいる人は、お互いに相手の顔がはっきりと見えないのが安心してくつろげます。
お祭り情報
こちらは、「生き雛祭り」のレポートです。
実際に見に行った様子と感想をまとめたもので、不特定多数の人が写っているため顔のモザイク率が高いです。
簡単に説明しておくと、ひな祭りの人形を人がそれぞれ演じて、神社周辺を歩くお祭りです。氷菓ファンなら知っている祭りです。意外に、高山市全体ではマイナーな祭りなのかもしれません。実際、行った感想としては、七五三やお稚児さんのように身内のための行事という印象を受けました。
春と秋の祭りを合わせて高山祭。
秋のほうの祭り「八幡祭り」を見に行った時のレポートです。
日帰り観光した時の内容をタイムスケジュール形式にまとめた内容で、祭りに行くかどうか迷っているなら読めば大体の祭りの流れは分かりますよ。
飛騨の里
昔の飛騨の生活環境を知ることができる場所です。
茅葺の屋根を持つ家屋。養蚕の仕事道具。農村の生活が分かる資料が集まっているという印象です。
番外編
高山での体験
番外編というか、高山市へ行った際のちょっとした国際交流的な出来事です。
記事自体は、高山と全く関係ないテーマが多分に含まれているので、暇つぶしにでも読んでやってください。優先順位的には相当低いです。
ただ、高山市って京都みたいに外国人観光客が多くて、似たような体験をする方もいるのでは?と思ったので紹介します。
最後に、もう少し
以上で、 【随時更新】高山市観光記事まとめ はもう少しで終わりです。
昔の画像フォルダを見ると、まだまだ高山関連の写真があるので、今後も記事を書く可能性は高いし、高山市へまた遊びに行くこともありそうです。「君の名は。」を見てから、一度も行っていないし、今度は「君に名は。」視点からも書けそうですね。
ではっ!