暁の水平線-あか空

暁の水平線に-あか空

アニメ、マンガ、小説、ゲームを中心に書く雑記ブログです。

文系からCADオペ・機械設計エンジニアになりたい人へ

f:id:Hachan:20170604000604j:plain

文系の学部に進学してしまったけどモノづくりに関わる仕事に就きたい人、転職探しでCADオペの存在を知って興味は持ったけど不安って人は読んでみてはどうですか?

 

文系から機械設計エンジニアを目指してCADオペとして入社した経験から仕事内容と図面のことについてちょっとだけ書いてみました。

 

機械設計は幅広い知識が求められる専門性の高い職業です。

正しい知識と良い設計が出来なければ最悪、自分の設計した製品で死人も出る可能性がある責任重大な仕事です。でも、自分が描いた図面が製品になっているというのはワクワクしません?

執筆者について

まず、だれが書いた内容かって大事ですよね。

僕は将来的には機械設計技術者として活躍することを前提に機械設計補助(CADオペ)として技術者派遣の会社に入りました。

 

すでに僕はCADオペを辞めています。仕事が向いていませんでした。その為、記事内容はCADオペに就きたい人を応援するというよりは考え直したほうがいいよって気持ち強めで書きました。ただ、それでも一度はモノづくりに携わりたいなら可能な範囲で情報提供をしたいと思います。

文系が目指す会社

メーカーではなく、アウトソーシング系の会社での採用を目指しましょう。

 

アウトソーシング系って、他社の仕事を引き受けて代わりにやっときますよっていう事業です。取引先は当然、メーカーさんです。会社の所在によって、自動車関連なのか産業機械関連なのか、航空機関連や金型設計か傾向が決まると思います。

それは面接や会社の求人を読めば分かります。結果、求められる知識も使用するCADソフトも業界によって違います。

 

 

文系が機械設計エンジニアを目指すなら、技術者派遣会社に一度入るか工場で数年現場を学んで経歴を作ってからのどちらかでしょう。なんにしても文系にとっては初めてのことだらけの世界になると思います。

覚悟しておくこと

ソフトウェアのプログラマーと違って文系が理系の機械系エンジニアを超えるようなエンジニアにはなれないです。会社もそれを求めてはいないでしょう。

 

機械工学の学位を修めていない人が重要なコアな部分の設計を任せようとは思わないだろうし、買う側から考えても嫌じゃないですか?自分が買う自動車が文系が設計した車って知ったら買いますか?僕なら買わないし、会社も許可しない。ということは、そこまで重要ではない部分の設計を任されます。

僕の経験だと、メーカーは製図する技術者と時間が自社では足りないから外注しているという印象です。だからこそ、この手の求人は年中あるし、会社も一から研修で教えるから安心してくださいって言います。需要があるから募集をかけ続ける。しかし、メーカーの業績頼りな業界ですから、取引先のメーカーが潰れれば一緒に会社も存続が危ぶまれます。

研修は図面の書き方から

文系卒が最初に覚えること、それは製図です。

図面の書き方を知らなければ仕事になりません。文系から入社して機械工学の知識ゼロの人がいきなり機械設計技術者を名乗ることはありえないし、仕事も振られません。まずは先輩の指示で簡単な部品図か図面修正あたりの仕事を任されます。部品図と図面修正については後で説明するので今はスルーしてください。

 

最初は手書きですね。CADソフトは、ちょっと図面について理解できたら触らせてもらえるはず。今は手書きのことだけ。

 

仕事はCADソフトを使って製図をするので手描きなんて重要じゃないと思う人もいるかもしれないですが、仕事の相談や先輩に教えてもらうときは、ささっとフリーハンドで描いてしまった方が早いし便利です。

こういう手描きの絵をポンチ絵って言います。

無料で使える便利な教材

機械設計エンジニアの基礎知識 | 設計・3DCAD・製図・金型等

ここは機械設計エンジニア向けのEラーニング教材を販売している会社で、無料登録さえすれば製図知識も機械設計に関することも調べれてしまう初心者向けのサイトです。

 

とは言っても、独学で機械工学知識ゼロから機械設計をマスターするのは大変厳しいですし、座学だけでは現実的な設計はできません。自分たちが設計する製品の実物を見て触る経験も重要だし、自分の描いた図面を実際に製造する工場の生産設備によって実現可能な形状や加工方法も決まってきますから、あくまでも基礎的な知識を養う程度です。

 

実務経験から共感した仕事関係の名言

納品物が紙1枚だったり

するわけでしょう?

お金取るの、大変じゃない?

引用:「シーマン語録 現代人への185の賢言」

以前、僕がCADオペの仕事をしていたことをブログに書いたことがありました。

akasora.hatenablog.jp

 あなたの周りにあるA4サイズの紙だって、紙に染み込んだインクの跡が違うだけでゴミにもなれば、世界中で使われる部品の図面にだってなります。紙に何が書かれるかによって、紙の価値が決まるんですね。僕は元上司に、うちの商品は図面だと言われたときは、こんな紙っきれがねぇって思ってました。僕が描いた図面もどこかで製品として使われていることでしょう。

自分がいた会社

CADオペというのは、パソコンで製造品の図面を描く仕事なんです。で僕がいた会社は、技術系アウトソーシングです。僕はそこのエンジニアとして入ります。

 

メーカーではないため、エンジニアは求められた図面を仕上げ、納品することでお金が受け取れるわけです。もちろん、自分の所属する会社が天引きをして自分の懐に入ります。図面は読めれば良いってわけでもなく、そういう会社にとっての商品は図面なんです。電子データの作成であり、印刷した時に使える図面の提供ができて、会社としての存在意義が認められます。機械の図面なんて、複雑な機械を作ろうとすればするほど、必要な図面枚数は部品の数だけ膨大になります。だから、1枚あたりの図面単価も下がります。と、いうことは、図面をたくさん描いて描いて描きまくっていく日々が、機械設計職に就く人には待っています。

 

機械図面を一人で全て描くのは無理

現代の機械は、構造が複雑です。 それに比例して部品点数も増えます。だから、図面だけを描くCADオペと呼ばれる人も需要があります。機械工学を学んできた人だけでは、とても時間が足りない。だから製図知識があって、CADソフトも扱える人を集める。製図だけ任せれる人を安く集めて、できるエンジニアは設計・開発に集中する。仕事の分業が進み、文系もモノづくりの上流過程に近いほうもできるようになった。喜ぶべきかどうかはよく考えるべきです。

設計とは何かという答えを僕はまだ出せていない

文系から、という括りが職業に減ったのは事実なんでしょう。それは専門職がより若くから専門性を身に着けた人にチャンスが固まり、遅れてきた人は前までの専門職だった部分に収まることが増えてきているからです。あとは、道具の発達です。CADソフト然り、CAEソフト然り。足りない知識と経験をパソコンとソフトウェアが補ってくれてます。

 

3D CADなんてものが主流の時代、パソコンモニター上には、2D図面にするためのモデルを作り、それを2Dへ変換して寸法や注意などを入力します。これやってると、「あ、俺も手に職をつけて仕事してる」って思うこともありました。でもしばらく働いて、結局、言われたことをパソコンでカチャカチャしてるだけで、何の部品なのか知らないって不満が募ります。

CADオペの仕事で嬉しかったこと

仕事ですから、嬉しいとか言って喜んでる場合ではないですが。

CADオペでも、自分が描いた図面には、自分の名前の記載をします。何か部品の欠陥や不具合があった時に、責任の所在を追うためです。何も問題ない部品なら、何も言われません。そもそもCADオペの仕事は製図だけですから、設計者に問題があります。

 

自分の書いた図面が、どこかの工場で部品の形に加工され、どこかで動いているはずなんです。これに関しては、部品工場で製造している人にとっての誇りでもありそうです。とはいっても、この世に機械部品の図面が一体どれだけあると思いますか?

機械設計には必須アイテム

機械設計便覧も買いました。読んでみて驚いたのは、規格というのはミリ以下の世界から決まっていて、自分が図面だけを書く前には当然、数式を用いた計算方法や物理学の知識などが求めれる高度な専門性ありきの職であること。

 

機械工学の教育を受けていない文系卒の僕は、高校生レベルの数学でも怪しい、物理学に至っては未修です。そもそも、CADオペはエンジニアじゃないと思い知らされます。でも、文系からでも数年から10数年続ければ、ステップアップできれば、文系か理系かなんて関係ないです。医療系は文系が医療職に就くのは無理だとしても、モノづくりは、文系でもチャンスがあるのは事実です。

文系で苦労したこと

なにが大変って、仕事のイメージがまずできない。

会話してても、現場作業者の視点からの意見とか工学部卒の人が学生時代にすでに習得した知識・経験、専門用語や現場用語などがゼロからの参加ですから。

分からなくて当然。でも、分かるようにならないと続けれません。仕事以外の時間を仕事時間に知らなくて悩む時間が減るように自己研鑽をして、理系卒の人より努力しなくてはいけないです。努力してる間も、理系卒の人も学習しますから、その差を一生埋めれないかもしれない。あなたがどこまでエンジニアとして生きていくかも大事で、向き不向きは早く決めたほうがいい場合もあると思います。

 

ではっ!