暁の水平線-あか空

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アニメ、マンガ、小説、ゲームを中心に書く雑記ブログです。

【怖い話】正夢になった夏の出来事「夏の市民プールと神社」

お題「誰にも信じてもらえない体験」

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 今日は少し僕の昔話をします。

 実体験による怪談話のようなものです。今でも、この体験をどう受け止めればよいか決めかねます。

 はてなブログのお題スロットで今日のネタ決めをしていて、「誰にも信じてもらえない体験」を見て思い出しました。怪談になるかは自信ありませんが、記憶を辿りながら書くてみます。

登場人物

  • 当ブログ運営人こと須田ジーノ(当時、小学3,4年生)
  • 妹(小学1,2年生)
  • 父(30代後半)

夏の夢

 当時、小学生であった僕と妹は、夏休みに入ってから父に連れられて近くの市民プールへ遊びに行くことになりました。そこは地元周辺では珍しくウォータースライダーがあったプールでした。妹も自分もウォータースライダーで遊べると思い前日から楽しみで楽しみで。明日プールでたくさん遊ぶために早く寝たと思います。

 こんな夢を見ました。

 自分は父がどこかの駐車場に車を停めて三人で歩き出すところから始まります。父は最後尾を歩き、妹より早く走った僕は父からどんどん離れていく。そして赤い鳥居がある神社の前を走り抜けていました。ただ、走り抜ける時、視野の左端に境内に白い狐がちらっと見えました。ただ偶然生きた狐のようなものが見えて減速して走り、神社横の十字路の前で止まると、勢いよく黒のワンボックスカーが目の前を通過するそんな夢です。

 夢には続きがあります。自分は車にはねられなかった。だから、神社の前まで戻り、白狐が見間違いでないかを確認しました。夢なので確認というよりは、自然と体が神社のほうへ戻っていくようです。戻って神社のほうを見ると、やはり白狐はこちらを見て境内の中央らへんに居て、僕にこう話しかけました。「あともう少しで車にはねられて死んだのに」。その白い狐はそう言い残して狐火っていうんですか?青い炎とともに消えて、僕の夢も消えるように目が覚めました。

 子供ながらに薄気味悪く、プールに行くのも怖くなりました。

当日の出来事

 夢から覚めた朝は市民プールへ行く当日です。ただ、今までにも市民プールへ家族や子供会で行ったことがあるプールです。どんな駐車場を使っているか、夢で見たような神社を見たことがなかったです。だから、あれは夢。ただの夢だと自分に言い聞かせて家族には言わずに父の運転する車へ乗り込みました。これがだんだん夢の再現をしていくことになるとは知らず。僕達家族は市民プールへ向かいます。

 その日、いつもの駐車場が満車になっており、少し離れた場所に車を止めて歩かなければいけないと父が運転しながら話していました。なんとなく嫌な感じがしてきました。車が市民プールから離れ、自分は先に妹と車から降りて父が車をどこかに止めるのを待っていれば良かったと少し後悔をしつつ乗っていました。車内の冷房も効いていてような気がします。また夢の内容を思い出していた時間です。

 父は無料で駐車できそうな場所を探しながら運転していて、だんだん市民プールからも遠ざかります。そして、赤いのぼりのある前が車が通過して程なくして車を止めました。車が止まった時、夢で見た情景と少し重なるところがあり、車から降りたくない気持ちが芽生えてきます。でも、怖いから車から降りたくないとかは妹のいる前で言えませんでした。兄としてのプライドもあるし、自分が情けないと思う気持ちが勝ってしまいました。

 車から降りてここが初めて来た神社近くの駐車場であること、神社横に細い十字路があり、夢で見た状況に酷似している。登場人物もロケーションも揃った。あとは神社の前を通り市民プールを目指すのみ。夢通りなら自分は死なないはず。はずなんです。夢と同じにならないよう、妹と横並びに歩き、一人で走らないようにする。後ろで父が「走るな」なんて言われながら歩きます。そして、神社の中も少し覗いておく。そんな感じで父からも妹からも離れすぎないように目的地に向かい歩いていく、僕は周囲の安全を確認して進みました。

 夏真っ盛りの神社はセミが鳴き、周囲の音が少し聞き取り難い環境を作っていました。そして神社の前を通り、誰もいないことを確認。少しさらに妹と歩いて十字路の方へ歩いていました。そうすると、自分たち兄妹の前を黒のワンボックスカーが横切っていきます。車の音はあまり聞こえなかったはずです。夢は正夢になってしまいました。神社へ戻っても狐はいません。でも、そこの神社、稲荷神社だったようです。赤い鳥居の奥に稲荷様の石像が立っていました。

結末

  その日の僕と家族は、なにも不幸に見舞われることもなく帰宅しました。水難事故も交通事故に遭うこともなくです。でも、あの夢を見なければ、少しでも早く冷たい水の中へ飛び込みたかった当時の僕は車から降りてすぐに走り出していたことでしょう。そしてセミの大合唱で車の走ってくる音に気付けずに十字路で出合い頭ではねられる……そんな結末を迎えていたかもしれないと今でも思います。

 僕は、スピリチュアルなことに熱心ではないし信じていません。でも、あの夢で白い狐を見かけたおかげで安全確認しないで道路を横切るなんてことをしないで済みました。ただ、夢で見た白狐は、僕が死ななかったことを残念がるように消えました。僕のために夢に出たのか、それとも夢で死んでいたら自分はどんな行動を実際にとっていたのか。今となっては分からないことです。

  以上、春を目前とした3月に似つかわしくもない昔話ですが、どうでしょうか?体験談を書きましたが、読み物として楽しんでもらえたらと思います。夢を現実で再現されていく気持ち悪さ、怖さは当の本人にしか分からないことかもしれません。もし、似たような体験があった方がいらっしゃいましたら、コメントとかに書き込んでいってくださいね♪

 ではっ!!