【スマホカメラで撮るだけ】数式の計算過程まで説明して解いてくれるアプリ「Photomath」
どうも、須田ジーノです。
スマホ技術の進歩ってスゴイ!
自分が学生の時にはなかった学び方が今はあるようです。
スマホのカメラで数式を撮るだけで、解答だけでなく計算過程の解説を含めて教えてくれるアプリ「Photomath」を見つけました。
Photomath
Photomath, Inc.無料posted withアプリーチ
偶然、見つけたアプリですが、この記事を読んで勉強を頑張っている人の役に立つと思い書くことにしました。
何といっても、このアプリは無料・登録なしで利用できます。
使用中に広告が表示されることも、現在はありません(2018年5月24日現在)。
数学が苦手な人(僕もです)、誰かに数学を教えたい人にも、このアプリを知ってほしい。そんな理由で書きました。
アプリに興味を持った方は続きも読んでみてください。
- Photomathって何ができるの?
- Photomathで対応している学習内容
- このアプリが役に立ちそうな人
- Photomathは、どういう時に役に立つ?
- Photomathで対応していない学習内容の役に立ちそうなリンク
Photomathって何ができるの?
Photomathで何ができるか、まずはそこが分からないと利用しようとは思わないですよね。
Photomathの機能は大きく分けて5つ。
- カメラで数学の問題をスキャンして解答
- 手書きの数式も認識して解答
- 数式の計算過程を解説してくれる
- スマート電卓で数式を入力して解答を出してくれる
- スキャンした数式のグラフを表示
カメラで数式をスキャンすれば、解答だけでなく、計算過程も教えてくれます。
これ、すごくないですか?
しかも、手書きで書いても認識して答えてくれる。
もし万が一、上手く数式をスキャンできなければ、スマート電卓というアプリ内の機能を使えば式を手入力できるという優秀さ。
どんな感じで使用するのか、公式がYoutubeにアップしていたので紹介。
で、自分でもアプリを試した時の画面をTwitterにアップしたので、日本語での計算過程の表示内容も紹介。
こんな汚い字でも認識してくれる
— 須田ジーノ (@suda_geno) 2018年5月24日
宿題とか、これさえあれば速攻で終わるだろうね pic.twitter.com/ZwofhmwxB6
App Storeのレビューにもあったけど、これ使って宿題をサッと終わらせてしまう学生もいると思う。まぁそれは本人が決めることなので僕は構いませんけどね。
Photomathで対応している学習内容
iTunes公式を確認しました。
【下記のリンクから、App Storeで対応している内容の確認ができます】
下記は、執筆現在(2018年5月24日)におけるアプリが対応している内容です。
アップデートの関係で対応内容が変わる場合があるかもしれません。
算数、整数、分数、少数、根、代数式、一次方程式/不等式、二次方程式/不等式、絶対等式、等式系、対数、三角法、指数関数、対数関数、微分、積分
これだけでも十分、すごいと僕は思います。
ただ、高校までで習う範囲、すべてに対応していないことにもお気づきの方もいるかもしれません。
どうやら、数式には対応していますが、文章問題や証明問題のような文章から計算式を導いたりするのは苦手なようです。
これだけあったら、数学の学習は網羅できる! とまではいかないようです。
上記の対応内容も、式があったら解答するというだけで計算式が分かる前提での利用になります。
このアプリが役に立ちそうな人
自分でもPhotomathを利用してみた感覚として、役に立ちそうな人を考えてみた。
他にも利用例があるかもしれませんが、自分が思いついた例を書き出してみた。
- 学生(小学生、中学生、高校生)
- 就活生(筆記対策として)
- 学生を持つ親(家庭学習の参考として)
Photomathは、どういう時に役に立つ?
年齢別に利用例を想定しました。
小学生から高校生の自習
小学生、中学生、高校生なら、毎日の宿題で使ってもいいですね。
答え合わせや、教科書や参考書でも分からない時に便利です。
あとは、学校・塾の先生オリジナルの問題。
本を読んでも計算過程や答えが載っていない場合、これはそこらの本よりも役に立つはず。
学校のテストの答案で間違えてしまった問題の計算過程を知りたい時も使えそう。
大学生なら、就職活動の筆記試験対策。
就職活動のため、数学の勉強をし直すという大学生もいるはず。
筆記試験の参考書の解説が省略されてて理解できない! って場合、スマホでススっと調べることが可能です。
転職活動中の社会人
転職活動で参考書を改めて買いたくない・そこまでは要らないけど勉強の参考になる情報が欲しいって人にもオススメです。
子どもがいる親
家庭学習で子どもの勉強を見てあげたいけど、教えれるか不安。
そんな親御さんはPhotomathを使ってみてはどうですか?
自分の言っている内容が正しいか確認ができますし、アプリの解説をみてお子さんが理解していなければ、そこは追加で説明してあげる。そういう方法もあると思います。
Photomathで対応していない学習内容の役に立ちそうなリンク
最後に、アプリが未対応な学習内容で役に立ちそうなサイトを見つけたので紹介だけして終わります。
これはPhotomathが未対応な集合も対応しているだけでなく、ほかの科目においても無料で読むことができるようです。
すごいですね。
昔なら、参考書や学校の教科書を必死に読んで理解しようとしたけど、今はネットで調べたら分かりやすく、しかもタダで教えてくれる情報源がたくさんあります。
Photomathは学習方法の一つにすぎません。
また勉強に役立つものを見つけた時は、このブログで紹介するかもしれないので楽しみにしていてください。
Photomath
Photomath, Inc.無料posted withアプリーチ
ではっ!
読むと、明日ぜったい誰かに話したくなる生き物の本
どうも、須田ジーノ( @suda_geno )です。
生き物って面白いですよね。
可愛いやつ、足が速いやつ、求愛行動が変わってるやつ、毒や鋭い牙・爪を持つ危険な奴、金になる奴、商売敵な奴、人は生き物に対する印象や評価は多岐にわたります。
で、そんな生き物たちはとっては、人なんて迷惑な奴らでしかないと感じている生き物でいっぱいなのだろうけど、僕は少なくとも彼らについて知りたい。
知識欲とか書いたらカッコつけているような気がするけど、知りたいんです。
今日は、読んでみて面白かったり、考えさせられた本を4冊紹介するよ。
へんないきもの
これは僕が当時、中学生だった時に読んだ本。
今から(現在が2018年として数えて)15年前に出版された本です。
生き物の本というと、学者が書いたお堅い文章で小難しく書いてあって、どれも似たり寄ったりなものと思っていた。しかし、これを書店で見つけたとき、面白おかしく書いてあって異質なものに思われた。
語り口はブログで参考にしたいと思える軽快さと、読んでいてフフッと笑いを誘うプロの文章だと僕は思う。
実際、内容は真面目に書かれている生き物の本なのに、独特な語り口でブラックなユーモアにあふれている。すごく面白く最後まで読めた。
例えば、
クマムシは異常にあらゆる耐性を兼ね備えた生き物であり、電子レンジに入れても生き残ることを知ったし、深海魚の独自の進化(例:チョウチンアンコウ)は見た目や生き残るための戦略がスゴイと思った。また、その生存戦略を人間のことのように語るあたりも僕は好きだった。
雑学的な意味では読むと今まで知らなかった生き物の存在に出会えるし、人がカワイイ、カワイイと愛でるラッコは、漁師からは実は害獣として嫌われている厄介な生き物であることも知った。
というのも、ラッコは漁師が大事に育てた養殖の貝(ウニなど)を食い荒らすから。
中には被害総額が数千万円になった例もあるという。
被害総額がカワイクないので、僕は漁師に同情してしまう。
こんな感じで図鑑や学術書では紹介されないような生き物の一面を知ることができる。
暇つぶしに読むと読む手が止まらなくなるのは間違いない。
またまたへんないきもの
「へんないきもの」の続編。
1作目では語られなかった生き物がまだまだいた。
文章は前作と同じで軽快な語り口調に、いかにその生き物がヘンテコな特徴があるのかが見開き1ページで紹介される。
もしかすると、中にはそんな紹介文を読んで不快に思う人がいるかもしれない。
例えば、まじめにその生物について研究している人や飼っている人とか。
でも、中には知っておくことで自分の身を守るための知識になるような生き物についての紹介もある。
知っておいて損はないこともあるし、面白い本ない? と聞かれて相手が生き物が好きなら僕はやはりこれらの本を紹介してしまうかもしれない。
ゾウの時間、ネズミの時間ーサイズの生物学ー
一生に動く心臓の回数は、ゾウもネズミも一緒らしい。
とてもゆっくり心臓が動いているのか、それとも早鐘を打つような早さで一生動かし続けるのかという違いで、回数は同じ。
他には、なぜ、島に住むゾウは小さく、大陸に住むゾウは大きいのか。
なぜ、生き物には車のタイヤのような器官をもつものは存在しないのか。
さまざまな生き物について、学者による解説がされていて、難しい。
文系の僕では理解できる内容は少なかった。
難しい内容も多く、先ほど紹介した2冊と比べると気軽に読むものとは言えないけど、読んで理解できたとき、誰かに自慢して語りたくなるような知識にはなります。
僕は、心臓の動く回数がゾウもネズミも同じということ知れただけでも本のタイトルの意味が分かって満足してしまった。
骨から見る生物の進化 EVOLUTION【コンパクト版】
最近、読んでいる本です。
辞書並みに分厚くて手に持ち続けて読むのも苦労するボリューム満点の本です。
脊椎動物の骨格について語られる本で、生命力を感じる骨格標本の写真が数多く載せられています。
生きているヘビは苦手ですが、とぐろを巻いた骨格標本になったヘビは別です。
規則正しく並んだ骨が、らせん状にとぐろを巻いた姿からは嫌悪感よりも美しさに惹かれます。
この本は、サイエンスとアートが融合した作品のようで、紹介される生き物の写真はどれも生きているような躍動感、生命力があります。
実際の内容は至って真面目です。
ですが、内容がとても難しく、時間をかけてゆっくり読めば、この本から得られるものは教養の範疇を超えた知識になりえます。
ただ、本の値段は結構高いです。
一度、近所の図書館に置かれていないか確認することをおすすめします。
昔、アマゾンから本を検索して、近所の図書館に検索した本が置いてあるかどうか、かつ、貸出可能な状態かが分かるツールを紹介しました。
僕自身、この本は借りて読んでます。
知らなかった人は、合わせて読んでみて欲しい。
それでも、気に入って手元に置いておきたい人。
僕も自分の本棚に並べて好きな時にじっくりと読みたいと思っています。
正直、写真だけのために買っても価値があると思う。
写真集的な感じで。
- 作者: ジャン=バティストド・パナフィユー,パトリックグリ,グザヴィエバラル,Jean‐Baptiste de Panafieu,Patrick Gries,Xavier Barral,小畠郁生,吉田春美
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2017/11/27
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
まとめ
以上で、生き物についての面白い本についての話は終わり!
気楽に読みたいなら、「へんないきもの」シリーズ2冊。
知識を深めたい、教養として学びたいなら、「ゾウの時間 ネズミの時間ーサイズの生物学ー」。
生き物を骨まで愛したい人は、「骨から見る生物の進化 EVOLUTION【コンパクト版】」。
こんな感じかな?
別にへんないきものでも、雑学も学べて面白いし、他2冊でも雑学は学べる。
教養だってどれでも内容の違いはあっても、多面的に生き物について考えさせられることはあります。
実は、へんないきものは社会問題を訴えるような文章もあって、人としての生活が他の種の生き物を絶滅させる要因になっていること、人の利己的な活動がどう環境に悪影響を及ぼしているかについて考えるきっかけにも個人的にはなっています。
だから、どれを手に取って読んでみても何か読者は得るものがあるはず。
それは読み手次第だろうと思う。
気になったら読む。
以上。
【おすすめ&ネタバレ注意】ゲームアプリ「INSIDE」で遊んでみた。
どうも、須田ジーノです。
今回、僕が遊んでみて面白かったiOS版「INSIDE」というゲーム作品について紹介していこうと思います。
この作品は、Playdeadというデンマークのゲーム会社が開発した、いわゆる「死にゲー」ってやつで一瞬の判断ミスで死にます。ありとあらゆる原因で主人公は死にます。
もう一つゲームの大きな特徴として挙げるなら、本作は最初から最後まで説明文もなければ、会話や操作の案内まで一切ゼロ! この謎だらけのゲームはプレイヤーの解釈に委ねられていて、おそらく、プレイヤーの数だけストーリーの解釈は生まれるのではないかと思います。
僕がここで書いた感想は僕自身が遊んだ中で感じた印象でしかなく、ゲーム会社からのストーリー解説がない以上、正解も不正解もないということです。こういう考えさせられるゲームは面白いです。
ここからは自分が気に入っている点や遊んでみた感想と考察を書いていきます。
気になったら、ダウンロードして遊んでみてください。
INSIDEにハマるわけ
僕は何で珍しくこの作品にハマったんだろうか。
どうやったら、この作品で遊びたい人が増えるか考えてみた。
僕の出した結論は、イメージを共有すること。
つまり、手っ取り早くゲームのイメージをつかんでもらうには動画を見るのが一番。
Playdead社が公開している動画をまずが見てください。
これはなぜか、ゲームの流れ的には前後を入れ替えて編集されているようですね。
皆さんは、この動画をみて何を感じましたか?
ホラー映画のような、サスペンス映画のような不安な気持ちを上手く引き出されてはいませんか? 僕は、この作品の緊張感が好きです。久しぶりに、こういう緊張感と向き合って遊べた気がします。
ゲームの主人公になれたような、そんな感じです。
じゃあ、なぜそう僕は感じたのか考えてみた。
説明もヒントもない。死なないためには自分で考え抜いて行動する
終始、説明は一切ありませんでした。
主人公の少年は何者に追われているのか?
→謎。研究所の関係者と思われる。
主人公のいる世界は一体、何なのか?
→人が人を管理して、実験する世界。
そもそも、なぜ命を狙われているのか?
→研究所から逃げ出したから?
→もしくは、実験体?
主人公の先々にいる、大人たちや謎の生物は?
→大人は人体実験にかかわる組織の者
→子供の人魚らしき生き物は、おそらく元は普通の人間が改造された結果だと思う。
疑問はゲームを進めていくと更に増えていき、結局、解決しないまま終わりました。
上で書いたことも僕がゲームをしてそう予想しただけで、実際のところは不明ですから。不気味な設定だらけです。
命は不平等に扱われる
道中、家畜のブタが死んでいることがよくあります。
雨が降っている中、打ち捨てられているブタの横を通り抜けるのは、冷たい雰囲気を感じます。
主人公もまた、冒頭で様々な理由で死ぬと書きました。
例えば、犬にかみ殺される。麻酔銃で撃たれる。溺れる。高所からの落下。敵に見つかって口をふさがれる。謎の衝撃波で体が吹き飛ぶ。……などなど。
死ぬとき、少しの間、プレイヤー達は画面上で主人公の少年が死んだ様を見せられてから画面が暗転します。犬に襲われれば、犬が吠える声がしばらく続き、麻酔銃を撃たれれば、少年の息が徐々に弱まって聞こえなくなる。そんなリアリティがあります。
仕掛けを解けないと進めない
天井に水が溜まり、その中に人が吊るされている部屋。
謎の科学技術も点在する研究所には、時々、こういった部屋があります。
吊るされている人は生きてます。
水中でも生きていられる改造をされているとことです。
ディストピアな世界
この世界は、管理されて自由に動けない人と、それらを商品として、実験体として管理する人に分かれています。
コンテナの陰に隠れて、運ばれる人を見ているシーン。
右側には主人公と同世代の黒い服を着た子どもが大人とその様子を見ています。
子どもは檻に入れられた人をどういう目で見ているのか気になります。
作品の疑問
そもそも、なぜ主人公の少年は追われていたのか?
そして、追ってくる組織的な集団はなんだったのか?
なぜ、少年はわざわざ敵の拠点へと進んで行くのか?
追われているのなら、敵から遠ざかるのが自然なのに、あえて敵の懐へと近づいているのにも疑問が残ります。
別に敵の研究所にいる人を助けるわけでもなく、危険を承知で研究所の中心部へ進むのには目的があるはず。
両者は、追うものと追われるもので目的が相反するからなのかもしれません。
主人公は、このディストピアな現実をぶっ壊したい。
敵は、反乱分子をつぶしておきたいから。
もう一つの考察として言うなら、少年は研究所の新しい実験体なのかもしれない。
次の実験段階でできたサンプルとして、研究所は存在しており、少年がどう判断して行動するかを検証する大掛かりな作戦。少年は自分で考えていると思っているかもしれないけど、実はそうプログラムされているだけかもしれない。だとしたら、最後まで少年は救われない世界観ですね。
エンディング間近の主人公。
異形の姿になっても、何かから逃げようとして動き続けます。
最後に作品情報
開発会社: playdead
840円(自分が購入した時の金額)
エンディングまでにかかった時間:約4時間
Playdead's INSIDE
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